保育士試験の造形対策。絵心なしでも続けられた練習方法とは?

保育士試験

保育士試験の実技は3分野中2分野選択します。

1分野はすんなり選べる。

でももう1分野は何とか選んだ。

好きではないけど消去法で。

など悩みつつ選ぶ方もいるのではないでしょうか?

私も「造形」は何とか選びました…。

絵心なしでも色塗りは好きだったので、何とか練習していけそうと感じて選択した経緯があります。

小さく始める

絵心がない場合に、いきなり1枚の絵を完成させることはおすすめしません

ハードルが高くて初動が遅くなります。

私がまさにそうでした。

4月下旬に前期試験が終わり、ゴールデンウィーク中には色鉛筆やケント紙、対策本を注文。

ななみさ
ななみさ

準備はできていたのですが、中々書く気になれず気づけば5月下旬。

日にちだけが過ぎて行きました。

頭では「描かないと」とわかってはいるんです。

でも手が動かない。

そんな私の目の前で、娘たちは何もない紙に好きな絵を描き始めるわけですよ…。

うらやましい。

手が進まない私と大違いですよね。

そんな時ヒントになったのが、職場でも経験でした。

わけて考える

こどもに合わせて「スモールステップで!」そのためには「1つずつ問題をわけて考える」こと。

いつも頭にあった言葉です。

自分にも当てはめてみることにしました。

「何ができないから描けないのか?手が進まないのか?」

パーツごとに描く

「手の描き方がわからない」

びっくりするくらい超初級です。

そんなレベル?って思われそうですが、パーはかけてもグーを描こうと思うと描けない…

工房しろうずさんのYouTubeを参考にして、ドラえもんの手を描くところから練習。

親指と残りの4本はまとめた丸でもよいとわかったら気が楽になりました。

初めはこんな感じで手、足、顔だけなどパーツごとに描いてみました。

パーツをくっつける

できるようになったら次のステップへ。

「先生とこどもの体の大きさの比率がわからない」何頭身で描くか?

〇が3個分が3歳児など、〇が増えるごとに年齢が大きくなるようにしました。

目安を決めたことで大きさ問題はクリアしました。

でも、体全体が描けるようになってきた時の絵を見たらみんな棒立ちなのです…。

関節を伸縮させて描く

動きのある絵を描くために、レントゲン線のように1本線で頭から足まで描いてみました。

どこを曲げるか伸ばすかを意識して描きました。

動きのある絵を描く

レントゲン線ができるようになったら「座る」「歩く」「食べる」などの動作の絵を描いてみました。

座る動作1つとっても、「いすに座る時」「床に座る時」などシチュエーションが違います。

また、座る姿勢も横からと正面から見た場合では異なります。

できるだけ自然に見えるように角度や位置を調整して描きました。

手の位置 座り方 練習
横向き 座り方

背景を描く

人の動作まで描けるようになったところで、次は背景の練習に移りました。

「室内」「屋外」の主に2つのパターンを中心に描いてみました。

自分で想像して描くというよりは、まずは対策本に描かれている絵と同じように描きました。

その絵を基本として、模様を変える、色を変えるなど変化をつけていきました。

お題で練習する

ここではじめて1枚の絵を完成させる工程まできたのですが、お題を読んで45分計って描いてみると…。

背景の着色は間に合わず、線も一筆書き。

今まで積み上げてきたものが崩れていくような気分でした。

ななみさ
ななみさ

やっぱり造形無理~

室内遊び

恥を捨ててお見せしています…

こんなレベルですみません。

色鉛筆もまだ使いこなせておらず、色も薄いです。

とにかく描き切るだけで精一杯の段階。

プール遊び

真似する

このまま問題を続けていっても、時間内に描けないことでどんどん気持ちが下がりそうだったので、まずは解答を真似して描いてみることにしました。

真似はしているけれど、描けると達成感があります。

できる。

大丈夫。

気持ちと行動は連動しているのかな?と思うくらいに大丈夫と思ったら描くことが苦じゃない!

この設定ならこんな感じというパターンが自分の中に増えていきました。

↓下書き(先生やこどもの配置、背景)は全部真似。

お手本を見なければこんなにバランスよくは描けない…

七夕 飾りつけ
水遊び
縄跳び 練習
芋ほり
給食

実践する

時間を計って描く

試験前10日でようやく時間を計って練習できるようになりました。

45分間で1枚の絵を完成させる。

そのためには1時間程まとまった時間が必要です。

土日だけでは間に合わないと思ったので、こどもが家にいる日も構わず練習しました。

途中でカットインされることもありましたが、「ちょっとママお絵描き中だからね…」

娘もお絵描きしてるんじゃしょうがないと思ってくれていました。

時間内に描き終えるために、その後工程も工夫しました。

↓色は濃くなってきたがやはり背景が間に合わない

歯磨き
パネルシアター
音楽会 練習
お散歩

構図はとばす

対策本では完成までの工程として「課題確認&構図決め」→「下書き」→「色塗り」→「見直し」で時間配分するよう紹介されていました。

絵が下手な身としては、構図を描くで時間がかかる。

その時間をどこかで調整しなければと思いました。

それで構図と下書きは一緒にしてしまおうと考えました。

そのために、消せる色鉛筆を用意しました。

構図をとばして下書きから描き始める

調整が必要になったら消しゴムで消す。

描けたら輪郭を茶色でなぞり色塗りへ。

優秀な色鉛筆で塗り直しせず完成

こんなイメージでラストスパート練習しました。

絵心なしをカバーするためには色鉛筆にもこだわりました。

こちらの記事で紹介しています。

↓やっと45分で下書きから色塗りまで間に合うようになってきた

ボール遊び
水たまり遊び

まとめ

絵が好きな人であれば、細かくわけて練習しなくても自然に描けてしまうのだと思います。

うらやましい限りです!

私の場合はまず描くことへのハードルを下げる必要がありました。

そのために、

  • 小さく始める
  • 分けて考える
  • 真似する

この3つを意識しました。

絵心のない私にとって1枚の絵を完成させるのは至難のわざ。

途中、心が折れかけましたが何とか練習が続けられたのは次にすることが簡単だったから。

小さなステップで進めたからです。

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