造形試験は45分間。
課題確認&構図決め→下書き→色塗り→見直し
限られた時間の中で完成させるために、時間短縮できるところはどこだろう?
絵心がない身としては、何か作戦を立ててのぞみたいと思っていました。
何に時間がかかるか?
まずは自分が何に時間を使っているのかを計ってみました。
構図10分。
下書き25~30分。
色塗り20~25分。
下書きを終えたところで色塗りに残されている時間は10分弱。
時間オーバーしているのは最後の色塗りなのですが、問題はその前の構図と下書きにかかる時間。
構図と下書き
私の場合は絵心がないので、絵の描き始め。
構図で「うーん」と手が止まります。
本来ならどんどん描き始めたいところ。
ネットで色鉛筆を検索している時に「消しゴムで消える色鉛筆がある」ことを知りました。
消せると思えば手が進むのでは?と思いすぐに注文。
あわせて構図は頭の中で想像して、下書きから直接描いていけば時間短縮が叶うかも。
こうして、構図の時間はとばして下書きから描き始めることにしました。
色塗り
こども、先生の表情やしぐさははっきりわかった方がよい。
対策本を読んでいて知ったことの1つです。
そのためには明るい色で濃く描くことが重要。
ただ、制限時間があるので急いで塗ってしまう。
すると色も薄くなりやすい。
筆圧が弱くても濃く描ける色鉛筆であれば塗り直ししなくても良いのでは?
そう思い発色のよい色鉛筆を探しました。
家にあった色鉛筆は安いもので発色が良くなかったんです。
色が全然伸びない…
背景など広い範囲を塗る時にも色が伸びないと致命的。
柔らかい色鉛筆であればねかして塗ることで色がつきますが、発色が悪い色鉛筆だと立てて力を入れないと塗れない。
何度も手を動かすことになり、時間もかかってしまいます。
ただでさえ、絵心なくて進みが遅いので色鉛筆のメインは発色のよいものを選ぶことにしました。
実際に使った色鉛筆
KARISMACOLOR
メインで使用しました。
保育士試験を受けることになり初めて使った色鉛筆です。
少しずつ単品で集めていきました。
発色がよいとは聞いていたけれどどんな感じだろう?と試し書き。
力を入れなくても色がきれいにつくことに感動!
色鉛筆でこんなに違うのかと驚きました。
洋服や靴、背景などフル活用しました。
下の絵では右側に試し書きしています。
茶色以外はKARISMACOLORです。
特に使い勝手が良かった色鉛筆
KARISMACOLOR PC942 Yellow Ochre
芯が柔らかくてよく伸びるので、広範囲(床や地面)を早く塗るときに使えました。
男児のズボンや帽子等にも使える
三菱880
芯がしっかりしているので、力を入れても折れない色鉛筆です。
一番使用したのは輪郭。
顔や腕、足、目、髪の毛など細かい部分に使用しました。
輪郭を描くときに使用した色鉛筆
三菱880 ちゃいろ
黒色ほど重くないので絵全体が明るくなる。
使い勝手が良かった色鉛筆
三菱880 うすだいだい
顔や腕、足の色を塗るときに使用。
三菱ARTERASECOLOR uni FLASH324より濃く描ける。
三菱ARTERASECOLOR uni
間違えても消しゴムで消せる色鉛筆です。
私は2色のみ単品で揃えました。
下書きを描くときに使用した色鉛筆
三菱ARTERASECOLOR uni FLASH324
薄い色なので上から色塗りすると見えなくなるので全ての下書きはこの色鉛筆で描いていました。
描きやすく色が伸びやすい。
使い勝手が良かった色鉛筆
三菱ARTERASECOLOR uni CREAM502
下書きを描くために購入したのですが、実際は背景に使用。
色が見やすい点でuni FLASH324の方が下書きは使いやすかったです。
芯が柔らかくてよく伸びるので、広範囲(室内の壁紙)を早く塗るときに使えました。
参考にした書籍
下記の3冊を使用しました。
保育士実技試験完全攻略は図書館で借りたので、前年のものです。
その他、家にある絵本など意識して見るようにしていました。
ユーキャンの保育士実技試験合格ナビ
スモールステップで解説されています。
「歩く」「しゃがむ」「ジャンプする」などの動きの練習。
真似して描く「模写」の練習。
背景の描き方(遊具や小物の配置、室内、屋外のパターン)。
事例問題も参考になりました。
保育士実技試験完全合格攻略
顔の表情の描き方が細かく説明されています。
ほっぺは赤やピンクを重ね塗りすることで表情豊かになる。
髪の毛も2色で塗ることで立体的に描けるなど。
過去問題や予想問題も参考になりました。
ほいくえんのいちにち
この本を読んでいるだけで顔がほころびました。
保育園での1日の流れが1冊の本になっています。
描かれているこどもの数が多いので、表情や服装など多くのパターンを知ることができます。
朝の登園・お散歩・粘土遊び・紙芝居・給食・お昼寝などページごと分けて描写されているので、構図&下書きの場面設定にも役立てることができます。
乳児さんの教室内の様子も描かれています。
ハイハイしている姿。
抱っこされている姿。
先生のお世話する様子も細かく描かれています。
まとめ
私は、色鉛筆が塗りやすくて時間短縮できました。
絵心なしをカバーするには塗りやすい色鉛筆が必須でした。
特に、下書きで消せる色鉛筆を使うこと。
塗り直しのいらない発色のよい色鉛筆を使うことで「早くキレイに」を補ってもらえたと思っています。
安心ポイントが1つでも増えることで、当日の心の余裕につながります。
といっても私は試験当日やらかしましたが…
みなさんにはどうか力を出し切ってもらいたい。
そんな私の失敗談はこちらからお読みいただけます。
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